第4回 WBC(2017年)雑感

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2度目の野球記事です。野球ブログをやめたのでごくたまにこのブログにも書いていきます。

第4回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の感想について。今回ほど熱が入った大会はありませんでした。

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総評

当初、直前の練習試合で阪神やほぼ二軍メンバーのソフトバンクに敗れる体たらくと、小久保監督の手腕が疑問視されていたこともあって第2ラウンド突破も危ぶまれました。しかし、終わってみれば前回大会と同じくベスト4に。

それだけに終わってから急に湧き出した小久保監督良くやったムードが漂ってきて違和感を拭えません。

そもそも日本がいたA組、B組の8カ国のメンツと、全試合東京ドームで試合ができるアドバンテージを考慮すれば普通にやれば楽に2位以上は確保できる組み合わせでした。むしろ予想以上に手こずった感はあります。

私の評価としては最低限の結果は残せたかなといったところです。

大会全体としては観客動員が過去最高を記録し、一時は今大会で打ち切りの報道が広まりましたが改めて大会の価値が向上して良かったと思います。

特に中南米の選手たちが得点を挙げる度にサヨナラ勝ちしたかのような喜び方をする姿が脳裏に焼き付きました。

続いて各国論評。

オランダ


オランダは1番~6番まではバリバリのメジャーリーガーを含む主力級を集めましたが、7番以降は明らかに格下。また、打力を考慮して内野手ばかり集めざるを得なくなり、外野がバレンティンを除いて急造になってしまいました。

そのツケが準決勝の大一番のプエルトリコ戦のサヨナラ犠牲フライに繋がってしまいました。解説の多村仁志も普通の外野手ならあれぐらい浅いフライなら悠々ホームアウトにできたと言ってました。

投手もバンデンハーク、ジャージェンス以外はとても日本ですら通用しそうにないメンツ。追加招集したバリバリのクローザーのジャンセンがドジャースの契約の縛りが掛かっていたのが痛かったですね。

イスラエル


彗星の如く現れたイスラエルも一皮むけばほぼアメリカ人のマイナーリーガーの集まり。

元阪神のマートンが日本野球のレベルを評して3Aとメジャーの間の”4A”と言ったところからも本来格下のはずですので、力差は歴然でした。

キューバ


キューバは亡命選手が集まれば十分ベスト4に入れるチームですが、亡命者の参加を認めていません。近年MLBへの若手有望選手亡命者が後を絶たず、本来チームの幹である20代後半がゴッソリ抜けて20代前半と30代の集まりという異様な年齢構成となりました。

巨人で全く使い物にならなかったセペダをクリーンアップに置かざるをえない陣容では苦しすぎです。

さらに元々投手が育ちにくい国柄もあり、好投手も不在で逆によく第2ラウンドまで上がってこれたなという印象でした。

オーストラリア


オーストラリアは近年野球人気が少しずつ高まっているとはいえ、二年前にヤクルトで打率2割前半、本塁打4本で解雇されたデニングが4番を打っているようなチームです。投手も聞いたことのない選手ばかりでむしろ善戦した印象でした。

韓国


韓国はメジャーリーガーをオスンファンしか招集できず、第2回のクローザーだった林昌勇が未だに代表に選ばれているようなチーム構成では勝てるはずもありません。

朴槿恵大統領弾劾問題で大会どころではない不安定な政情が地元開催にも関わらず盛り上がりに水を差しました。

とはいえ、韓国のいないスポーツ大会は本当に清々しかったです。台湾との消化試合では彼ららしくビーンボールの応酬をやっていて楽しかったです(笑)

台湾


台湾は前回大会を引っ張った陽岱鋼とメジャーのローテーションに入っている元中日のチェン・ウェインが不参加。国内組織の内部分裂でリーグ4割打者がメンバーにいないという信じられないチーム構成ではとても予選突破なんておぼつきません。

中国


正直論評にすら値しない国です。MLBが一番競技普及に力を入れた国でしたがサッカーに取られたためか全くモノになっていないようです。

まとめ

以上からも、普通にやれば日本のベスト4は揺るがなかったでしょう。続いて、組織についての論評です。

課題と総括

小久保監督


2年前のプレミア12での超ド下手投手継投で野球ファンから猛バッシングを浴びて以来、見るからにやつれていました。

投手継投に関しては相変わらず意味不明なところが多く、オランダ戦では則本を突如クローザーに起用して同点に追い付かれたり、イスラエル戦で8点差がありながら牧田を三連投させてアメリカラウンドへわざわざ不安を残させたりと相変わらずの下手っぷり。

代表選考でもどちらかというとパワー型の空中戦に負けないメンツを集め、第2ラウンドまでは功を奏するも準決勝では好投手が出てくるとあっさりとヒネられてしまいました。

スモールベースボールとはバントを多用することではなく、準決勝のアメリカ戦のような膠着した試合展開でヒットエンドランや盗塁を絡めて少ないチャンスで1点をもぎ取るのが本来の定義のはず。

やや結果論で述べますが、準決勝で二度の無死一塁で工夫なく送りバントをしたところが疑問に残りました。セイバーメトリクス的には送りバントは実は得点に結びつく確率が低いというのは既に常識です。

また、短期戦は国際戦だけでなく、いかに早くラッキーボーイとアンラッキーボーイを見極めるかが重要です。

小久保監督自身、頑固なところがあって大会中あまり打順をいじりませんでした。特に、唯一のメジャーリーガー青木に気を使ってか、絶不調にも関わらず3番で使い続けたことが結果的に仇になりました。

逆に、当初は菅野の専任捕手と見られていた小林をラッキーボーイと見るや、炭谷や大野を差し置いて正捕手に抜擢したことはナイスジャッジ。

私の見解としてはそもそもコーチ経験すらない小久保に監督をやらせること自体が酷過ぎです。前大会より成績が落ちなかったのでまあ監督としては合格といったところでしょうか。

コーチ陣


権藤コーチ以外は全く目立たず。その権藤も投手継投がかなりツッコミどころ満載だったので手腕には疑問。

それにいくらなんでも高齢過ぎ(78歳)でした。野球界のトレンドは日々進化しているだけに次回はメジャー経験も抱負な若い人選を望みます。

今回は小久保監督が現役引退後に監督はもちろんのことコーチ経験すらなしで就任。本来は将来を見据えて監督として有望な若手のOBをスタッフとして参加させるべきだと思いました。(稲葉がその役目?)

侍ジャパン運営

メジャーリーガーの追加招集


アメリカ、ドミニカ、オランダがこの制度を利用してバリバリのメジャーリーガーを大会終盤から招集していました。

日本の投手陣は今回たまたま大きなほころびがなく大会を終えましたが、決勝まで行けば石川が不安定だったので上原や田中、ダルビッシュがいれば・・・という展開になっていたかもしれません。次回からは是非考慮に入れて欲しいです。

天然芝への対応


やはり野球は天然芝の土のグラウンドでやるもの。今回の結果から各球場の天然芝化が進んだらと願います。

ドーム球場は多目的スタジアムの役割を果たしているのでなかなか天然芝化は難しいと思いますが、何とか技術力向上でイベントとの共用も可能な芝を開発して欲しいですね。

それと季節的に厳しいかもしれませんが、日本ラウンドをマツダスタジアムでの開催も織り交ぜるという方法もあるかもしれません。

動くボールへの対応


NPBでどんどん取り入れていくしかないですね。とはいっても外国人投手で動くボールを操る投手が多いのでそこまで対応できないものか?という気はしています。

対策としては、強化試合で中南米のチームを招待する。ギャラを積んで一流選手にも来てもらえるようにすることですね。

逆に日本からも積極的に中南米に遠征するのもいいでしょう。時差、球場、劣悪な環境にも慣れられて一石二鳥です。

アメリカでオープン戦は不要


日本ラウンド終了後にアメリカでの本戦を前にドジャースとカブスとオープン戦を行いました。しかも本戦のドジャースタジアム近辺ではなく、わざわざ35℃以上の酷暑のフロリダまで行って時差ボケもありながらです。

どうやらMLBからこの試合を義務付けられたそうですが、WBCは日本からの収益が多いのでNPBはもっとMLBに主張してこんな理不尽な試合は断ってもらいましょう。

WBC球対応


いちいち大会ごとにWBC球に対応しなければならないのなら日本野球そのものもボールを合わせるべき。

そもそも日本球はメジャーの投手からも投げやすいと大変評判が良いので、大会のボールを日本球にするぐらいNPBにはロビーイングをして欲しいです。(まあ無理だろうな)

大会全体

不透明な組み合わせ決定

実は4回の大会の中で強豪のドミニカとベネズエラとは一度も対戦していません。地理的環境と収益の観点のみでの組み合わせが果たして公平といえるのかどうか。

そもそもサッカーW杯のように一カ国で1次ラウンドから決勝までやれるのが本来ベストではあるのですが・・・。

大会日程

ずっと言われていますが、シーズン前の開催では故障の懸念がありバリバリのメジャーリーガーが参加しにくい環境にあります。

毎回この課題が解決していないので、ヤンキース・ジラルディ監督の分割開催案などを含めてもっと知恵を出し合って真の世界一決定戦にするべき。

また、オーストラリアやキューバが日本戦後わずか13時間後に試合を組むような日程は避けるべきでしょう。

投球数と登板間隔のルールも公平を期するために「中何日」ではなく「中何試合」に変更すべきですね。

決勝戦はファンのためにも土曜日の夜(日本時間日曜朝)に。平日の朝は勘弁して欲しいです。

真の世界一決定戦に

先述の通りで、原辰徳氏が言うように本来は故障でもない限り選ばれた選手は辞退させないような大会にすべきです。

MLB球団が選手に出場辞退させるような圧力を厳しく監視するルールを作るべきだと思います。

遂にアメリカがベストメンバーでないにも関わらず優勝してしまっため、次回からもっと手を抜いてくる可能性を懸念します。

メキシコとベネズエラのプレーオフ誤発表


順位計算方法を事前に明確にしておくこと。今回はたまたまの事故だと思っています。

試合時間

ビデオ判定自体は歓迎すべきですが、試合がいちいち止まるのが難点。メジャーのレギュラーシーズンのようにビデオ判定の要求に回数制限を設けるべきではないでしょうか。

球数制限のため投手交代が頻繁に起こるので試合時間がほぼ4時間超えになり非常に長くなりました。投球練習制限と20秒ボークルールをもっと厳密に適用すべきかもしれません。

最後に

未だにWBCロスが続いています。4年後が待ち遠しくて仕方ありません。

侍ジャパンをはじめ参加国全員は「野球」のために戦いました。まだまだ不完全でいい加減な部分は残っている大会かもしれませんが、その真実がある限りWBCは存続する価値があると感じています。

次回(2021年)はまだ私はセミリタイアしていませんが、ガッツリ有給休暇を取って予選からじっくりと観たいと思います。

選手の皆様、本当にお疲れ様でした!!

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